上田共助会で解決できたこと
現在の問題点についても表記しました
要望についてはこちらにまとめました


福祉課から要望についてのお返事があり、また早速に新しい車椅子が設置されました。
屋根についても、耐震化工事の際に場所を変えたり、屋根の設置をするそうです。


上田市市役所南庁舎の車椅子と障がい者専用駐車場の屋根について

南庁舎は福祉課があり、そこに来る方たちは、高齢者だったり、障がい者だったり、子供連れということが多々あります。
しかしながら、車椅子専用駐車場には屋根がなく、また市役所の設置している車椅子は大変古いタイプのものでした。
南庁舎入り口は坂道のため、介助者用のブレーキがないこと、また本人が動かすのにも、あまり快適なものとはいえませんでした。
そこで、上田共助会では、市役所の「市政への提言」という形でメールをしました。(9/28)



生活と健康を守る会会長の金井忠一さんと上田市水道局に伺って、お話を聞きました。

金井さんと上田市水道局へ行ってきました。
先に金井さんからお話を通していただいたおかげで、話もスムーズにお聞きすることができました。
まず、県営水道の基本料金と比べると、上田市の水道料金は安いこと。
また条例などの変更になるといろいろと手続きが大変なこと。
との説明を受けました。
今後、水道局での話し合いや市役所内での話し合いの中で、障がい者、生活保護者等の方々で長期入院などの際の基本料金について考えてくださるそうです。

また一番お願いしたいことは、その件について、福祉課と連携をし、水道料金の滞納などもなくなるように、お互いによりよい利用ができるようにお願いしました

また後日、結果については、お知らせくださるそうです。

ありがとうございました。


水道料金の障がい者の減免について

上田市の水道料金の減免について私の書いた内容について判り難い点がありましたので、Q&A形式で書き直します。

上田市への要望

生活保護を受けている人が入院中などで水道の利用が0立方メートルであるにもかかわらず、基本料金の水道料金586円と下水道使用料1264円、合計1850円がかかることについて。


Q:共助会でのコメントについて。
生活保護者は半額ですよね。この半額の請求をさらに下げろという訴えなのか、生活保護者にある減免を障がい者にも適用しろとの要望なのか、どちらでしょうか?

A:佐藤
上田市は水道料金の半額はないのです。
つまり、生保でも、障がい者でも、基本料金は変わらないんですよ。上田市の行政はそこが困ったところで、改善しようとしないのです。

Q:長野県のHPによると、基本料金1388円で生活保護者や母子家庭は半額の694円となっていますが…。


A:佐藤
県営水道は、その基準に当てはまりますが、上田市の水道局では当てはまりません。
県営水道が通っている場所の方は半額になり、市営水道しか通ってない方は減免がありません。


Q:合計1850円は市営水道の半額後の価格ですよね。

A:佐藤
この表をご覧いただければわかると思いますが、これは二ヶ月分なのです。ですから、一ヶ月使用期間6月23日から7月9日までの使用量ですら、合計1850円きています。
http://www.city.ueda.nagano.jp/files/jogesuido/0920/20140312120319620.pdf
上田市には減免申請は、これしかありません。
http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/sys/20091103000000885.html

Q:6/23~7/9の12日間の請求というのは引っ越しか何かですか?


A:佐藤
そうです。県営住宅に、6/23から入居したので、その間の請求額です。

Q:ということは、次の請求は9/9前後で1850円ということですね。

A:佐藤
二ヶ月でなら、その頃と思われます。本来なら、日割りにしてもよいと思いますし、使用休止の手続きをしない限り、基本料金がかかります。と明記されています。ちなみに、開栓時、1000円かかります。
なので、NHKの減免のように、障がい者や生活保護者の場合には、減免をして欲しいと要望したいと思っています。
障がい者の方で時々入院などをされる方は、入院期間が一ヶ月を超えると、保護費が全国一律23000円(おおよそ)になってしまいます。出てきた時点で日割りになってしまいますので、この光熱費の基本料金は以外と大変なんです。
病院でも、今は洗濯にも冷蔵庫にも費用がかかりますし、(実費)その中で市の運営している水道局に支払いをするということは、生活保護費が市から市へ回っていくというわけです。
電力会社やガス会社は民間ですから、仕方ありませんが、市で運営していることなので、このことについてなんとかならないものかと思っています。

他の市町村で、ちゃんと減免しているところもあるのに、上田市はできないという理由がわかりません。

ある市町村の場合の実例です。
http://www.tsw3.com/heart/sui.html


昨日(7/24)、衆議院議員の井出ようせいさん(結いの党)とお会いし、40才から64才までの中途障がい者や貧困者についての国の制度の充実をお願いしました。
生活保護法の見直しも含め、すぐに解決する問題ではありませんが、同じような考えをもっている方々を集め、『政治は社会的弱者のためにある』という所を政党の垣根をはずして考えていただけばとお伝えしました。

介護保険など、福祉の狭間の年代の方々のための法律からの充実、よろしくお願いします。


現在の問題点(2014.7.11現在)

・市内地域包括の地域格差が大きい。
・生活困窮者の方々の住む場所の自治会費や自治会との協力について。
・住宅課と福祉課の連携について。

7.18に市役所の方々との懇談会を行い、少しずつではありますが、問題点について伝えることができました。
解決できることとできないことはまだ多々ありますが、要望を伝えることができたことは大きな第一歩です。


その1

相談内容:
現在市営住宅に入居中ですが、病気になり障害者専用の住宅に引越しをしたい。

問題点:
市営住宅、県営住宅の入居者募集要綱に「現に住宅に困窮していること(持ち家がない等)」という一文があり、市営住宅に既に住んでいる場合、困窮していると認められない。

上田共助会の行動内容
入居希望者の現在の病状、これからの病状について、医師の意見書を提出(意見書の雛形も上田共助会で作成)。市営住宅の担当課(住宅課)のご協力により、市営住宅入居者の住替えについての依頼書を作成していただきました。


これにより、市営住宅から市営住宅、市営住宅から県営住宅への応募が可能になりました。(もちろん、抽選の場合には、すぐに引越しができるわけではありませんが、とりあえず、抽選に参加できるところまでの解決です。後は、くじ引きの運にまかせるか、応募者が他にいなければ、お引越しができます。)

 市へのお願い

現在、上田市内の市営住宅にはたったの四戸しか障害者専用の住宅がなく、その住宅の空きを待っている方がたくさんいらっしゃいます。
ぜひとも、市営住宅の障害者専用住宅の増設をお願いします。

室内のバリアフリーは進んでいますが、一歩外に出ると、段差があったり、砂利道だったりして、車椅子が通れないことも多々あります。
また、介護保険などのサービスの中では、「雪かき」などの外のお手伝いができない場合があり、車椅子を利用していたり、身体の不自由な方にとっては、とても大変です。

別所団地にシルバーハウスができていますが、60才以上という年齢制限があり、それ以下の年齢の方は応募ができません。また要介護になると、シルバーハウスをでなければならないということですので、その辺の決まりについての検討もお願いしたいです。



その後、もう一度市の住宅課へ伺いました。
今回の活動が元となり、『住替え』が一部可能になったそうです。(2014.7/11更新)


その2

相談内容:
現在生活保護を受給していますが、病気で通院が必要です。年齢が50才なので、介護保険制度が使えません。(生活保護の場合、保険ではないので、生活保護担当の部署での話し合いによって決められるようです)
また専門医が市外のため、通院のための交通手段、またそのお金が必要で困っています。
住んでいる場所により、バスが少ない。車椅子ごと乗れない。病院の予約時間に合う時間帯に行かれない。
病状により、医師や看護士への説明、入院時にも大変困っています。

問題点:
・生活保護受給者は基本的には車の所有を認められていません。
・また今回の道路交通法改正(※1)により、精神科通院、服薬中の人は運転ができません。


①運転免許の更新時に双極性障害、うつ病、統合失調症などの精神疾患に罹患している者は申告しなければならない
※②、①を怠った場合、罰則規定が科せられる
③申告した場合は、免許は保持(更新)できない
④更新するには、公安が指定する診断書に、医師が「〇年後まで再発しない」と証明しないといけない
⑤医師は守秘義務(本人の意思)に関わらず、病状を報告する責任がある
⑥精神科の治療薬を飲みながら運転をすることは禁じられている



・移送費の申請はできますが、上田市内での送迎は可能ですが、市外までの送迎をしてくれる業者が少ない。
・移送費で動ける範囲は、病院と家の往復のみで、その間に薬局へ行ったり、買い物をすることは認められない。
・緊急時(夜間など)福祉課との連絡が取れないときの対応がはっきりしない。



・地域包括のケアマネさんでも同様←病気によって年齢が65才以下でも、介護保険2種の適用が可能だが、要支援の場合には、ケアマネさんをつけることができない
・地域包括のケアマネさんが障害者専門でない場合、どうしても当事者の気持ちに寄り添えない部分があり、意思の疎通がうまくいかない場合がある。



上田共助会の行動内容
 
病院のソーシャルワーカーさんと何度もお話をし、上田市の福祉課まで足を運んでいただき、移送費を認めていただくところまでは解決できました。
しかしながら、予約、その日の天候、病状により、一箇所のみの介護サービスでは当事者のニーズに応えることができませんでした。
そのため、上田共助会でボランティア保険に加入し(上田市社会福祉協議会の団体加入保険)、ボランティアで送り迎えをすることにしました。
また、上田市の福祉課、障害者担当の方のご協力により、上田共助会での送り迎えの際、どうしても高速道路などを使わなければならないとき、
障害者手帳保有者の優遇措置である割引サービスを受けられるようになりました。(障害者手帳を持っている方が同乗している場合のみ)
同じ日に病院二ヶ所通院などの場合予約時間に間に合わないことがあったり、薬局が閉まってしまう時間になった時など、どうしてもの場合には利用させていただきます。

 市へのお願い

上田市以外の市町村では可能ということが多々あるので、「今まで誰もそういう話がなかったので」ではなく、「どのようなサービスを提供できるか」「本当はどのような需要があるのか」を知ってもらえればと思います。


その3

相談内容:
税金の滞納があり、病気入院の際の限度額申請の申し込みができない。

問題点:
これは、滞納した側にいくつかの問題点がありました。
収納管理課では、今後の見通しが立てば限度額申請の申し込み、また差し押さえなどの解除も検討できます。とのことでしたので、家族内での話し合いをしてもらい、当事者の家族に一緒に市役所に行って貰う事が必要になりました。




上田共助会の行動内容
 
当事者の配偶者の方と一緒に病院、収納管理課に行き、話し合いの場を設けました。
一ヶ月更新ではありますが、限度額申請の証明書をいただくことができましたので、その日のうちに入院ができました。

相談者へのお願い

今回の場合は、相談者側にも収納管理課との話し合いの不足部分があり、また家族内での意思の疎通が少なかったことも原因のひとつでした。
追い込まれすぎないうちに、誰かに話してみる。というのもひとつの方法と思いました。


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