私たちの要望・願い
2014年2月から市民活動団体として、いろいろな方のご意見を伺ってきました。
その中から箇条書きでまとめてみました。


2020年、2021年はコロナ禍でもあり、団体としての活動はできるだけネットや電話を使ったものに限って行いました。
行政に対する要望は、毎年行っております。
今年、2022年4月からは、少しずつ工夫して実際に相談者の皆さんとお会いして活動していきたいと思っております。また他団体の方と一緒に市役所への要望の提出も行っていきます。


2022年の要望です。

・上田市で行っているお買い物の割引キャンペーンについて、多くがスマホなどを使っていて、市民全員が平等に受けられるサービスではないこと。これについては、商品券等、印刷でも可能なサービスなので、スマホを持っていない世帯にも利用できるようにしてほしい。

・台風などの災害時、福祉避難所が開設される予定とはなっているものの、現在の福祉避難所は介護施設や老人施設が主であり、新たに避難者を受け入れられるのか、またそこは在宅で介護を受けている人が避難できるのか、もう少し具体的に計画を立てて更にそれを市民に伝えてほしい。

・災害時の避難所で酸素などを使えるよう、電源の確保および介護状態の人が安心して避難できる場所を確保してほしい。

・避難指示のメールが外部リンクのみであったり、防災ポータルサイトが見にくい等、以前から出されている要望について改善があまり進んでいないので、早急にしてもらいたい。

・コロナの報道が少なくはなっているが、一人暮らしなど未だに罹患した際に不便な思いをされている方がいるが、対応策がどんどんなくなり、個人に任せる形になっている。仕事を休んでお給料が出ない人もいるが、国の支援の他に継続して市でも支援してほしい。

・運転免許の自主返納した際に貰えるタクシー券があるが、一回1000円だけでは、初乗り料金と迎車代で終わってしまう。これでは、高齢者の免許の自主返納は減らないので、マイクロバスなどの他の市町村でやっているような交通の確保をしてもらいたい。

・レンタル自転車の実証実験がされているようだが、雨ざらしの場所においてあり、使う人にとっても自転車にとっても不都合はないのか。もう一度見直してもらいたい。




2019年度市への要望(2019.12.20ごろ予定)

上田市への要望書

・収納管理課の滞納者に対する対応について

税金滞納者に対して、実情調査をせずに、預金の全額差し押えという例がありました。

まず、窓口での相談、電話での確認、保険証(半年)があったにも関わらず、家庭訪問もなく、いきなり預金通帳の全額を差し押えされ、大変困りました。

法律では、それが可能とのことですが、実際に実情調査をせずにそのようなことがあった場合、最悪自殺の可能性もあります。
さらに、差し押えがあったことを相談にいった際、市長の名刺を横に置いた(市長に直接相談をした)ところ、なんの調査もせずに「差し押え解除」と言われました。このことは忖度以外のなにものでもなく、説明のつくやり方ではないと思います。

その後、換価の猶予になりましたが、破産も申請し認められている場合、他の市町村では、滞納処分の停止もあると市のホームページなどに記載されているところもあります。
家庭訪問などもせずに、支払わないから差し押えでは、本当に「死んでしまえ」といわれているのと同じです。人数が足りない、悪質な場合が多いと説明を受けましたが、この点もう少し市民に寄り添っていただきたいと思います。

・一時避難所について

生活保護世帯で父子家庭の家族が借家の修繕やむを得ない事情で引っ越す場合、一時的に住居が必要になりましたが、現在一時避難所がありません。母子家庭、高齢者の場合、そういう施設がありますが、父子家庭の場合、父親と子供を引き離して保護するような形もあると聞き、驚きました。

災害に対応する場合もそうですが、高齢者や母子家庭だけではなく、弱い立場の方々が安心して避難できる場所の確保をお願いします。
尚、県営住宅や市営住宅を市で借り切り、そのような避難所にしていただければ尚更ありがたいと思います。

・福祉課ケースワーカーについて

市役所に勤めてすぐの新人が福祉課のケースワーカーになることもあり、保護世帯への対応が全く素人で、困ることが続きました。
新人ケースワーカーの研修制度、前任ケースワーカーとの連絡事項の徹底等よろしくお願いします。

県での研修制度があると聞きましたが、そのつどの対応に苦慮している場合、一緒に家庭訪問や相談業務を行う指導員がいてもよいと思います。

新人が窓口対応をしているのを見聞きしましたが、わからないことだらけのこともあり、相談をするのが不安なところが見受けられました。
例として下記のようなことが実際にありました。
生活保護手帳の内容(法律で決められていること)を間違った解釈で生活保護世帯に伝えることが何回かあり、そのたびに生活保護世帯の人たちは振り回されてしまいました。
このことは生活保護世帯の人たちの生活にかかわることであり、一生が変わってしまうような大きなことでもありました。

一人で判断することなく、わからないことをわからない。と伝えることのできる課内であるようにしていただきたいと思います。
またDV加害者にDV被害者の居所を話してしまうということもありました。同じケースワーカーです。

・福祉課と社協の連携について

社協のマイサポに問い合わせた所、「生活保護世帯は生活保護を受けているため、マイサポではお手伝いできない」という返事をもらいました。

生活保護世帯が何かを調べたり、不動産会社に行く際、車もない、体調も悪い、保証人もいないなど不安、不便な点か多々あります。福祉課は「斡旋になるのでできません」ということで、不動産会社には一緒に行かれない。とのこと。実際のところは、以前市役所で一緒にいって不動産を借りた人がトラブルを起こしたため、以後市役所ではついていかないことにする。とのことでした。

社協も市役所もついていってくれない場合、生活保護世帯の人たちが新しく住宅を借りることは本当に大変なことです。

「斡旋」というのは言い訳にすぎません。

社協もそうですが、市役所の福祉課も「そこが最後の砦」と思って頼っている人たちが行っていることを忘れずに、対応していただきたいと思います。


2018年度市への要望(2018.12.20)

上田市への要望書

・生活保護世帯の水道料金(基本料金)の減免について

現在上田市では、上田市と長野県企業局の水道を利用しています。

基本料金だけでも、上下水道合わせて7387(上水道3633(長野県企業局は3258)、下水道3754)です。2か月に一度の請求ではありますが、生活保護世帯にとって、大きな金額になると思われます。市町村によっては、基本料金と6㎥~10㎥、下水道は8㎥までの減免制度があります。上田市は、古い水道管の取り換え工事もあるとは思いますが、今年の夏のように暑い時など、水道は生活、人の命に係わる大事なものでもありますので、減免制度の実施を要望します。

・障害者等タクシー利用料金助成事業について

昨年も同じように要望を出しましたが、上田市の制度には精神障害者1級の方々への助成がありません。東御市、千曲市、ともに2016年より実施しており、障害者差別解消法の施行もあるため、上田市でもぜひ助成をお願いします。

・公共施設について

今年の夏は非常に高温の日が多く、駅前のエレベーター内も高温になっていました。小さいお子さんの場合、やけどをするくらいの温度になっていましたので、手を触れる部分に布など温度が直接伝わらない処置をお願いします。

・公園内の障害者用のトイレですが、非常ボタンの位置が高く、倒れた時に届きません。改善をお願いします。

市長がかわったばかりで、これからいろいろと改善されていくと思いますが、何年も同じ要望をださなくても済むように、よろしくお願いします。


2017年度要望への回答について、再度質問をしました。(2017.10.05)

市役所へメールしてみました。

いつも大変お世話になっております。
8月に行われました、要望書の提出の際、同席させていただきました、上田共助会 代表 社会福祉士の佐藤由里と申します。
今回9月14日に回答書をお送りいただき、生活と健康を守る会より、そのコピーをいただきました。
その中でもう少しお聞きしたいことがあり、メールさせていただきました。

大変細かい点で申し訳ありませんが、私も相談を受ける立場であり、社会福祉士としても、アドボカシーをしていこうと考えております。
どうぞ宜しくお願いします。

2障害者支援についての中の

<要望>
上田市重度心身障害者タクシー利用料金助成申請書について。他の市町村に比べると、精神障害者に対する助成が不足している。精神福祉手帳を持っている方に対する助成もしていただきたい。
<回答>
(障がい者支援課)
重度心身障害者タクシー利用料金の助成制度は、歩行困難な重度心身障害者の生活圏の拡大を図るため、タクシーを利用する場合に、その利用料金の一部を助成しています。他市町村の状況を把握してまいります。
でした。
※本来、「歩行困難な」というところに特化するのであれば、例えば、高次脳機能障害(交通事故によるものや、病気が原因で脳に機能障害が起こる)の方は、精神科より精神障害者保健 福祉手帳の申請をすることができます。
この方々は、タクシー利用券を出してもらえないということなのでしょうか。
また、上田市の周りの市町村では精神障害者に対する助成も行っています。なぜ上田市は「状況を把握」するだけなのか教えて下さい。
東御市では、精神障害者に対してもタクシー券を出しています。
http://www.city.tomi.nagano.jp/categ…/syougaisya/130350.html

千曲市でも出しています。
http://www.city.chikuma.lg.jp/docs/2013071200215/

予算の関係であるならば、そのようにご回答ください。
**************
<要望>
福祉課相談窓口について。困ったことがあったとき、どこに相談したらよいかわからない・・・という人が多い。総合相談のような窓口をつくり、税金、住宅等々重複したいろいろな相談にのってもらえる窓口を設置していただきたい。

<回答>
現状において総合相談窓口の設置は難しいものと思われますが、生活に困窮している方の相談窓口の一つとして、社会福祉協議会にある「まいさぽ上田」があります。
「まいさぽ上田」では、その方に寄り添いながら、複合的な課題を整理し、その方の自立に向けた支援を行っております。その中で、相談の内容によっては行政のそれぞれの窓口につなぐようにしております。

※困窮者ばかりが困っているわけではなく、「どこに相談したらよいか?」をきく場所ということで要望を出したのですが、「現状において総合相談窓口の設置は難しい」のは何故でしょうか。
また、「まいさぽ上田」がありますよ。ということを知らない市民が多いという意味での提案でした。
広報やホームページでもそうですが、病院でいうところの「総合診療科」のようなまず最初の窓口が欲しいという意味での要望です。
なぜ設置が難しいのか、教えて下さい。

上田共助会 
代表 佐藤由里
http://www1.irodori.com


2017年度要望(2017年7月の懇談会に向けて)

上田市に対する要望書

1、上田市ホームページの見易さ、および内容について

(1)更新日時が何年も前のものがあり、また内容が記入されていないままになっているものがある。これについては、何度も要望をしているので早期見直しを求めたい。

例えば、
http://www.city.ueda.nagano.jp/shogaisien/shinse/kenko/fukushi/03.html

特定疾患見舞金申請書

については、内容が書かれていない。

(2) 上田市重度心身障害者タクシー利用料金助成申請書について

他の市町村に比べると、精神障害者に対する助成が不足している。

精神福祉手帳を持っている方に対する助成もして欲しい。

2生活保護受給者とタクシー券の利用について

本来、生活保護受給者は車の所有が認められていないため、病院などへ通院の場合には公共交通機関を利用することになるが、身体障害者や上記「上田市重度心身障害者タクシー利用料金助成申請書」により、タクシー券を利用できる人も出てくる。(他法他施策優先により)

市役所や合同庁舎等、目的のはっきりしている場所へ行く際、このタクシー券を利用できるかどうか検討していただきたい。

3市役所南庁舎入り口について

市役所の改築に伴い、各部署が狭くなっているとお聞きしました。
特に南庁舎は身体の不自由な方も出入りする場所であり、車椅子なども利用されます。
職員の皆さんのいる場所がかなり広く、利用される方のいる場所が狭くなってしまい、お隣の話が丸聞こえになっています。

改築まで仕方ないのかもしれませんが、もう少し考慮していただきたいと思います。

4相談窓口について

全体的なことですが、困ったことがあったとき、どこに相談したらよいかがわからない。といわれる人が多いです。

総合窓口のような所を作っていただくようお願いします。

5福祉課について

毎年要望していますが、福祉課は特に重複で困っている人がいます。税金について、住宅について、等々全体として相談にのってもらえる窓口を設置していただきたいです。その中で専門職を置き、市民に寄り添った目で受け止めていただければと思います。


2016年度要望(2016.7.21懇談会に向けて)


・上田市福祉課の電話をフリーダイヤルにしてもらいたい。

これは、担当者を探している時間等々待ち時間があり、電話代がかかる場合が多いという生活保護、年金者からの要望です。

また折り返し電話をします。と言われても、なかなか折り返しの電話がなく、何度もかけなおさなければならないことがあり、報告、連絡、相談(ホウレンソウ)について徹底していただければと思います。

・防災マップを配布されたが、避難訓練などが行われておらず、いざというときに本当に大丈夫なのかが不安。特に、独居の高齢者、自治会未加入者、身体障害者の方々が状況を知る手段が限られており、携帯の災害ダイヤルやパソコンの画面だけでなく、緊急防災放送(地区ごとにある大きな放送塔から流れるようなもの)を実施してもらいたい。

・防災マップの避難場所にどのような備蓄がされているかがわからず、何を持っていったらよいのか不安である。特に、福祉避難所をもう少し多く作ってもらいたい。

特に、トイレ(簡易トイレが和式のものが多いため)、アレルギー対応、介護者の確保について、具体的に計画を立てておいてもらいたい。

・周りの市町村などが災害にあった時にボランティアの受け入れができるような環境を整えて助け合いができるようにしてもらいたい。

・障害者のマーク『ヘルプマーク』(特に内部障害については外見からはわかりにくい)を東京都のように作ってもらいたい。(他の都道府県は東京都の許可で同じものを使っているところもある。
参照ホームページ
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/tokyoheart/mark.html


前回、前々回の要望により、窓口対応が非常に改善されたことについて、嬉しく思っています。弱い立場の人たちはなかなか声をあげられないため、少しでも寄り添った対応をしていただけると嬉しいです。

上田共助会 代表 佐藤由里 


市役所の福祉課に専門職を置いてもらいたい!!(2015.7.1)



上田城址公園及びその他のトレイの充実(改善)について(2015.4.10)

上田城址公園へお花見に行ってきました。
先日、おトイレの話をしたので、様子を見てきました。
児童公園のトイレと、テニスコート横のトイレです。
運動場からの入り口には、専用駐車場も設けられています。
これは、予約制なのかしら?

シルバー人材センターの方々と思われる人が丁寧にお掃除をされていて、とても綺麗です。

ただ、問題点も数箇所。
まず、「防犯カメラがついています」とありましたが、「ありません」でした。
お掃除をしていた方にお聞きしたところ、「子どもの悪戯防止のため」とのこと。
市民会館前のトイレにはついているらしい(未確認)です。

障がい者用トイレには、赤ちゃん用のベットもついています。
こちらも綺麗になっています。
しかしながら、やっぱり大人が着替えるスペースはありません。
すのこ板一枚でいいので、靴を脱いであがれる場所があればいいなぁと思いました。(車椅子が通るのに邪魔にならないところに)

もう一点。
非常呼び出しボタンがありません。
これは、一人でトイレに入った際、具合が悪くなってしまった。
鍵が開かなくなってしまった等々、近くの人に気がついてもらえるものをつけていただきたいなぁと思いました。
赤色等が付くだけでも安心だと思います。

昔から自転車も無理だったくらいの砂利の道も車椅子や乳母車でも通りやすく、埃もあまりたたないような設計になっています。
今週見頃です。

 
 
 
 
 
 

上田市の文化遺産についての要望

ご自宅が山本鼎が生前暮らしていたお家の近所で、今でも、その周辺の草取りなどをし、今後も農民美術の拠点として何か、観光の場所として保存したいとお話されていました。
全くのボランティアとのこと。
そして、その建物(農民美術の作業所)なども当時のままで残っているそうなので、どうにか、上田市の行政も参加して長い目でみて、上田発祥の農民美術を後世に残して行かれないかとお話してくださいました。

美術館はサントミューゼの方へ移転されてしまったようですが、山本鼎の父が開業していた病院後も解体されてしまい、そこには、あの夭逝した村山塊多(山本鼎は従兄にあたる)の落書きもあったそうです。

文化財になり得るであろう建物もその価値を調べないうちに、老朽化を理由に解体されてしまっていることを非常に残念に思っているとのことでした。

上田市の観光、行政のひとつの方針として文化的な財産の保存、(もちろんお金はかかりますが)それを長い目でみて人々の集まる場所として再利用していただければと思いました。

上田共助会の活動で、市の政策企画課の方と連絡がとれるようになったので、そちらにも話をしてみますね。とお伝えしました。

これについて、市議会議員小坂井二郎さんより、早速ご連絡があり、相談を受けた相手の方に共助会よりお伝えしました。
今後についてまた進展があり次第後報告いたします。


前回の福祉課への要望につきまして、お返事をいただき、また早速新しい車椅子を設置していただきました。
解決しましたの要望その後3をご覧ください。(10/20)


市役所南庁舎にある古い車椅子の件で、上田市のホームページから下記の通り要望を送りました。(9/28)
南庁舎福祉課の車椅子について 
内容 (1000文字以内)
入力必須 上田市で市民活動団体「上田共助会」を主催しております。
ボランティアで、市役所の南庁舎福祉課に行く機会が多く、気がついたことがありますので、改善をお願いします。
南庁舎入り口に置かれている車椅子ですが、
1、老朽化した古いものであること、
2、ブレーキがないこと、
3、車椅子専用駐車場に屋根がないため、障がいのある人が車椅子に乗る際車椅子ごと濡れてしまうこと。

この三点について、改善をお願いします。
ちなみに、介護用品の会社に問い合わせたところ、レンタル落ちで消毒済みの車椅子が一台およそ15000円程度だそうです。
よろしくお願いします。 


昨日(7/24)、衆議院議員の井出ようせいさん(結いの党)とお会いし、40才から64才までの中途障がい者や貧困者についての国の制度の充実をお願いしました。
生活保護法の見直しも含め、すぐに解決する問題ではありませんが、同じような考えをもっている方々を集め、『政治は社会的弱者のためにある』という所を政党の垣根をはずして考えていただけばとお伝えしました。

介護保険など、福祉の狭間の年代の方々のための法律からの充実、よろしくお願いします。


要望についての回答については、後日出していただけることになりました。
しかしながら、『原則論』ばかりでは物事解決しません。
緊急事項について、すぐにでも解決して欲しいことが多々あります。(7/18懇談会が行われました)



今、上田市の行政に求めること。

○生活保護を受けている人で障がい者の場合の水道料金の減免。※解決できましたに詳しく載せてあります。

上田市への要望

生活保護を受けている人が入院中などで水道の利用が0立方メートルであるにもかかわらず、基本料金の水道料金586円と下水道使用料1264円、合計1850円がかかることについて。

東京都在住の方からご質問をいただきましたので、下記Q&A形式で具体的に書かせていただきます。

Q:上田共助会での要望について。
生活保護者は半額ですよね。この半額の請求をさらに下げろという訴えなのか、生活保護者にある減免を障がい者にも適用しろとの要望なのか、どちらでしょうか?

A:佐藤 由里
上田市は水道料金の半額はないのです。
つまり、生保でも、障がい者でも、基本料金は変わらないんですよ。上田市の行政はそこが困ったところで、改善しようとしないのです。

Q:長野県のHPによると、基本料金1388円で生活保護者や母子家庭は半額の694円となっていますが…。


A:佐藤由里
県営水道は、その基準に当てはまりますが、上田市の水道局では当てはまりません。
県営水道が通っている場所の方は半額になり、市営水道しか通ってない方は減免がありません。


Q:合計1850円は市営水道の半額後の価格ですよね。

A:佐藤 由里
この表をご覧いただければわかると思いますが、これは二ヶ月分なのです。ですから、一ヶ月使用期間6月23日から7月9日までの使用量ですら、合計1850円きています。
http://www.city.ueda.nagano.jp/files/jogesuido/0920/20140312120319620.pdf
上田市には減免申請は、これしかありません。
http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/sys/20091103000000885.html

Q:6/23~7/9の12日間の請求というのは引っ越しか何かですか?


A:佐藤 由里
そうです。県営住宅に、6/23から入居したので、その間の請求額です。

Q:ということは、次の請求は9/9前後で1850円ということですね。

A:佐藤 由里
二ヶ月でなら、その頃と思われます。本来なら、日割りにしてもよいと思いますし、使用休止の手続きをしない限り、基本料金がかかります。と明記されています。ちなみに、開栓時、1000円かかります。
なので、NHKの減免のように、障がい者や生活保護者の場合には、減免をして欲しいと要望したいと思っています。
障がい者の方で時々入院などをされる方は、入院期間が一ヶ月を超えると、保護費が全国一律23000円(おおよそ)になってしまいます。出てきた時点で日割りになってしまいますので、この光熱費の基本料金は以外と大変なんです。
病院でも、今は洗濯にも冷蔵庫にも費用がかかりますし、(実費)その中で市の運営している水道局に支払いをするということは、生活保護費が市から市へ回っていくというわけです。
電力会社やガス会社は民間ですから、仕方ありませんが、市で運営していることなので、このことについてなんとかならないものかと思っています。

他の市町村で、ちゃんと減免しているところもあるのに、上田市はできないという理由がわかりません。

ある市町村の場合の実例です。
http://www.tsw3.com/heart/sui.html



○市役所の福祉課の人員を増やして欲しい。現在、およそ70ケースを担当しており、とても細かな対応ができない(福祉課職員からの要望です)

○市営住宅に福祉機能をつけて欲しい(住宅課職員からの要望です)

○福祉課に他の部署の担当者を置いて欲しい。(一箇所で物事が解決しやすいように。上記の住宅課などとの連携が必要)

○生活保護者が病気になった際の対応について

 

障害認定、難病指定になるような病気の場合、入院後の生活がそれまでと一変してしまいます。

そのことについて、ケースワーカーの理解度が人によりまちまちであると、その後の対応に大きな個人差がでます。
生活保護者は、市がその生活全般について親代わりのように規制をして生活しています。
入院ということがわかった時点で、まずその担当者が入院先に出向くことなど行ってほしい。
その際、病院のソーシャルワーカーや医師と話をして、退院後の生活をどうするのか、緊急の対応について一緒に検討して欲しい。

ケアマネ、包括の方ではできない、夜間、日常一般の業務について、民間やボランティアに委託するなどして対応して欲しい。

 

 

○市営住宅の生活最低限の設備について

 

市営住宅に住んでいる方が中途障害者や病気になった場合。

古い住宅の場合、お風呂の設備がなく、新しくつけるとなると、30万円以上かかる。これを生活困窮者が作り出すことは非常に大変である。

借金についてできないのが決まりであるため、中古の給湯設備をさがそうとするが、安全面から新品しかみつからない。

退去時にそれをはずすのに、またお金がかかる。

 

生活保護下にある人の身体の具合を考慮し、市で取り付けるという対応が欲しい。

その代わり、退去時には市の物品として返還してもらう。

(震災の時の避難所、移住の方のための住宅には、電気ガス水道の設備がなされていたため、全くできないということはない)

○市営住宅、県営住宅の自治会費を家賃に含めて欲しい。(これは、自治会会計の方からの要望です。)そのことで、自治会で協力できることはすることができる。

 

○市営住宅の監理員の配置について

 

県営住宅には監理員(管理人とは別)がおり、夜間の水道、電気、ガス、設備について対応してもらえる。

困りごとなどについて、警備保障会社が担当しているため、24時間体制。

普段の生活全般について改善が促される。

 

○市営住宅に障碍者用の住宅を増やしてもらいたい

車椅子専用でなくてもよいので、外の段差、車からの移動ができるようにするだけで、高齢者だけでなく、障害者にも暮らしやすい住宅ができる。

 

市営住宅改修工事の際、ぜひ一階には障害者用の部屋を確保してもらいたい。

現在市営住宅で障害者専用の部屋は四戸しかなく、中途障害者で市営住宅に住んでいる場合、引越しも認められない場合が多い。

 

○市営住宅の退去金について

長野県の県営住宅の場合、生活保護者には退去時退去金を求めない。(修繕費等)

その代わり、家賃は「代理納付」とし、確実に家賃を受け取る。

これをすることで、退去時の修繕費にもできる。

 

しかしながら、生活保護者でなくても、保証人を探すことが大変難しく、市営住宅は、税金の完納証明書のある人で、収入が1円でもプラスになっている人が保証人になる必要がある。

県営住宅は、所得証明の金額がおおよそ100万円程度であることが条件ではあるが、県内全域で探すことができる。

 

○生活保護者が中途障害者になった場合、介護が必要になった場合の対応について

 

ケースワーカーの考え方ひとつで、できることとできないことがかわってしまう。前任者は「借金はダメ」ということでエアコンがつけられずにいたのに、後任者に「品物を購入した業者との話しがつけば良い」というような判断になると、後任者にあたらないかぎり、エアコンなどがつけられない。

また病気がある人の場合、意見書などを添えれば一部屋だけでも『医療扶助』としてエアコンの取り付けを認めてほしい。
家電は一時扶助では認められないという法律があります。」その一言で物事を片付けないで欲しい。

 

入院時、病院に集まり、今後の対応について話し合いがもたれていますが、一ヶ月以上の入院をしても介護認定が降りていなかったり、その後の対応の遅れで退院の計画が立たず、そのまま医療費がかかり続けてしまうこともある。

 

生活保護者が入院した場合、ケースワーカーは、他の高齢介護のみならず、包括担当者、障害者担当、住宅課、その他その個人に関わる課の人たちと連携して早期対応をしてもらいたい。

 

○入院時の一時扶助について。

現在一ヶ月以上入院の場合、全国一律の料金で一時扶助が支払われるが、この場合、最近の傾向として病院側の用意した業者を利用した、病院着、スリッパ、ティッシュなどのセットがあり、各病院によってその額に差がある。

独居の人の場合、下着の洗濯もできず、結局お金はかかるわけなので、一時扶助だけでは、住居にかかる基本料金を払うとほとんどお金が残らない。

 

他に友人などがいて、助けがある場合以外は、どのように退院していっているのであろうかと思う。

そのため、退院計画を立てる時期には、やはりその個人に関わる人が集まり、連携をとって退院後の生活をスムーズにできるようにする必要がある。

 

 

○地域包括について

 

上田市には現在、地区ごとで分かれた地域包括がありますが、一部はニチイ学館、病院などに市が委託し要支援の方々のケースワーカーとして担当しています。

しかしながら、担当者にはいろいろな人が居り、その方の今までの経験、知識、対応により、支援を受ける人たちに大きな差がでています。

このことは、支援を受けている本人家族は、他の地域の人の包括の人の話をあまり聴く機会がないため、自分の受けているサービスが、市内全体のサービスと感じています。

しかしながら、現在、ケースワーカーの能力の差、対応の差が大変大きく、電話の対応ひとつをとっても、驚くほどの差があります。

 

全員を同じような程度にすることは大変なことではありますが、上田市の地域包括の中で、転勤をさせる、サービス業者の見直しなどをし、自分の住む地域によりサービスの偏りがないようにして欲しいと思います。

 

要介護になった場合はケアマネージャーがつくので、あまり心配はありませんが、地域包括は、個人が選べる選択肢が狭いため、よりきめ細かい心遣いをして欲しいと思います。

 

市の福祉課に相談事をすると、必ず「包括の方に相談してください」と返事がきます。

もし、包括の方についての相談をしたい場合には、どこに行けばよいのか。

福祉課の言動について相談したい場合に、どこに相談に行けばよいのか、その辺について、別の部署(市の職員ではない方が担当する)が必要ではないかと思います。

 

○市の職員の連携について

 

現在、個人情報の保護の観点から、横のつながりができない。とはっきり言われることがあります。

それは、大切なことではありますが、精神障害、交通事故、病気などで高齢者にならずに介護が必要になった人たちは、現在の法律では支援してもらえるところが非常に少なく、またあったとしても、その情報が流れてきません。

 

インターネットは便利ではありますが、できる人ばかりとは限りません。

社会福祉協議会、民生員さんはいますが、自治会に加入していない(できない)人たちはどこで情報を得たらよいのでしょうか。

 

子どもと高齢者の福祉については、上田市でも充実してきたと思います。

しかしながら、40才から64才という年齢は、介護保険も適用されず、障害手帳も障害によっては病状が確定してから半年は何のサービスも受けることができません。

 

この間、どこに相談すればよいのか。退院直後の生活はどうしたらよいのか。

その窓口はどこであるのか。

具体的に上田市としてどのようなことをしているのかもっと公開して欲しい。

と思います。

 

○市役所全体の対応について

 

四月、五月は新人としてその課に移動してきた人も多く、その場合、非常に丁寧な対応を受けます。

福祉課は、市民の中でも、困っている方々が多く訪れる場所です。

できれば、明るく、プライバシーに配慮できる配置、また個室などでの相談を可能にして欲しいと思います。
要望その後2にその後を載せてあります。プライバシーを配慮できるような囲いができました。

 

○生活保護者について

保護を受けている側にも多くの問題がありますが、市が責任を持つ部分をもう少し増やして欲しいと思います。

たとえば、住宅入居の際の保証人、病院入院時の支払い責任者、それを「上田市」としてもらうことはできないのでしょうか。

あれはだめ、これはだめという制約が多いにも関わらず、夜間救急の際の連絡先は、市役所になっておらず、やはり警備保障会社などに頼むことも必要なのではないかと思います。(救急の場合には病院との連携)



戻る