慌てないためにしておくこと。

急に入院だ!!

自分が入院するのならば、意識がない場合を除き、とりあえず、保険証やお薬手帳の在りかを誰かに伝えることができる。
さて、両親の場合はどうだろう。防災の時もそうなんだけど、親の大事な物がどこにあるかはわからない人が多いのでは??

実はうちは数年前に父が言い出して「終活」をしてありました。

家族と、お寺の住職(父の教え子)と集まって「その時」のための決め事をしました。
・延命治療について
・葬儀について(呼ぶ人のこと、規模のこと等々)
・お墓について

今回一番重要だったのは「延命治療について」それについてはまた後で書くとして…。

入院時にとりあえず必要な物
・保険証
・診察券(救急搬送された病院のものがあれば)
・お薬手帳(処方されている薬は全部持っていくことに)
・印鑑
・あれば入院する本人の免許証

慌ただしい中なのに、書類が多い。
看護師さんから「ここに記入お願いします」と言われる書類が沢山出てきます。
気持ちが焦っているのでよく読んでもよくわからない。バタバタとなります。

大事なことは、今までどんな薬を飲んでいたのか、いないのか。どんな症状があるのか、ないのか。それを救急医が知っていることは治療に役立つ。ということです。
父の場合、カテーテルアブレーションをやる予定があったので、かかりつけ医が偶然「医療情報提供書」をまとめてくださってあったので、助かりました。
今は、かかりつけ医からの資料もDVDなどに焼き付けて持たせてくれます。
でも、一番医者が聴きたいのは、例えば倒れた時の様子、数時間前の様子、数日前の様子だと思います。

でも、一人暮らしや高齢者世帯の場合、そんなに詳しくわからないし、感じ方によって「酷い」のか「普通」なのかが判断できません。
日々、病院に通っている方なら、血圧や体重を測っている人もいるし、今時は、パルスオキシメーターを使っている方もいるので、ノートなどに日々の様子をメモしてもらっていると、家族はとても助かります。=医者も助かります。

入院の際にいる書類(あちこちの病院のサイトから引用させていただきました)

  • 健康保険証 (交通事故、労災保険は除く)
  • その他の医療受給者証(お持ちの方のみ)例:特定疾患、重度身障、ひとり親など
  • 入院申込書 兼 誓約書
  • 利用申込書 兼 同意書
  • 個人情報利用同意書
  • 紹介状・検査データ(お持ちの方のみ)
  • 高額療養費 限度額適用認定証(お持ちの方のみ)
  • 高額療養費 限度額適用認定証については、こちら。(上田市の場合です)
  • 保険会社の診断書・入院証明証書等(希望者のみ)

入院が決まってから必要な物

パジャマとか下着とか日用品とかは、CSセットを紹介される場合が多いです。一日いくらと決められていますが、スリッパは危ないので靴にしてください。とか言われる場合もあります。
またティッシュとかクリームとか毎日使わないけど、長期になると足りなくなるものも含まれていますので、遠慮なく看護師さんに言うと持ってきてくれます。
値段は病院によっても違うようですが、およそ460円から550円くらいまでの間です。(一日ですから一か月入院すると、16500円くらいかかります)
父の場合は、点滴などでトイレに行かれない間はCSセットをお願いしましたが、それ以外は、自宅から洗濯物を持っていきました。
※今回新型コロナウイルス感染予防のため、面会はどの病院も不可でしたが、受付で看護師さんが預かってくれる場合と、病棟までは行かれてそこで看護師さんと受け渡しができました。

今回、一番困ったのは、本人は会うことが全くできない。

ということでした。家族だけでなく本人も困るのです。

いきなりの入院の場合、家のこと、支払いのこと、予定していたことがみんなできなくなります。本人しかしらないカードの暗証番号等々あると、今後の支払いのこともできません。
父の場合、終活時に

・銀行口座一覧(印鑑含む)
・住所録
・通帳、カードの置き場所

などについて私が説明を受けていましたので困ることはありませんでした。
ただし、現在は銀行や郵便局でお金を降ろす際、本人確認を厳しく言われる場合があります。高齢者の場合カードを作っていないこともあり、通帳と印鑑でお金を降ろす際に委任状が必要なことも。
私は先にネットで銀行の委任状をダウンロードし、そこに印鑑を押して、父の免許証を持っていきました。

次に高額医療限度額認定について書きますね。

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